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チョークの原料と種類

チョークの成り立ち ~ なぜチョークと言うのか? ~

チョークとは、本来は原料である白亜の事で、主成分は炭酸カルシウムです。英語でChalkと書き、読み方がチョークとなります。

白亜(白堊)とは、古代(主に白亜紀[約1億4500万年前から6600万年前])のプランクトンが堆積し化石化した地層から採れる石灰岩の一種。特に北西ヨーロッパに広く分布し、ドーバー海峡の両側に露出する地層は有名です。
※亜は代用字で、本来は堊。堊とは壁土や漆喰(しっくい)の事

現在のようにチョークが工業生産される以前は、この白亜を切り出して使用していました。
また、白亜の殿堂、白亜の豪邸、白亜の城などと表現する場合は白壁の建物を差します。

チョークの原料 ~ 何で出来ているの? ~

現在のチョークは、主成分となる原料が2種類存在します。それは「炭酸カルシウム製」と「石膏(せっこう)カルシウム製」です。どちらも製造方法は同じで、原料を粉砕する、焼く、水で練る、混ぜて成型する、充分に乾燥する、といった工程を経て生産されます。

製造の歴史は石膏カルシウム製チョークのほうが昔から製造されており、一昔前の学校のチョークといえばこのタイプが多いです。ごく最近は炭酸カルシウム製チョークが環境への影響や使い勝手など様々な面において優れている部分が多く、需要供給ともにこちらが増えています。

炭酸カルシウム製チョークの特徴まとめ

  • 原料は貝殻やサンゴの骨格、卵殻に含まれている“炭酸カルシウム(CaCO3)”
  • 粒子(密度)が細かいので比較的かたい
  • かたいので折れにくく長持ちする
  • 書き味は固く滑らか、軽いタッチで細かい文字もよく書ける
  • 消したときに粉が飛び散りにくい
  • 色付きチョークは着色料(顔料)を混ぜている
  • ホタテの貝殻や卵の殻など本来不要な物を処理して精製できることから、リサイクル面において主流となりつつある

石膏(せっこう)カルシウム製チョークの特徴まとめ

  • 原料は鉱物(石膏)に含まれている“硫酸カルシウム(CaSO4)”
  • 粒子(密度)が粗いので比較的やわらかい
  • やわらかいので折れやすく長持ちしにくい
  • 書き味は柔らかく深い、太い文字が書きやすい
  • 消したときに粉が飛び散りやすい
  • 色付きチョークは着色料(顔料)を混ぜている

一般的には、チョークの主成分によって上記のような特徴がありますが、原材料、配合の割合、乾燥の方法などで品質は多少異なります。また、利用時に粉が手に付着しにくいようにコーティング剤が練りこまれたチョークや、専用のホルダーも販売されています。

余談ですが・・・体育やイベントの際に、学校の校庭などでライン引きに使われる白い粉は、昔は消石灰(水酸化カルシウム)が利用されていましたが、現在では安全性を考慮して炭酸カルシウムで出来たものが主流です。

ダストレスチョークについて ~ 消したときに粉が飛び散りにくいチョーク ~

炭酸カルシウム製チョークの中には「ダストレスチョーク」という名称で、消したときに粉が飛び散りにくいことをアピールされていることがあります。
では同じ炭酸カルシウム製チョークの中でもこういった特徴があったりなかったりするのはなぜでしょうか?
これは原料から作られる成分の粒子の形が異なっていることに原因があります。

例えば鉱物から作る場合の粒子はつぶ状ですが、ホタテ殻を使用した場合の粒子は棒状になっています。
粒子が棒状の場合、粒状のものより粒子が重く、消した際の粉が飛散する時間が短くなります。その結果飛散範囲も広がりにくいというわけです。また、チョークが折れにくくなることも粒子が棒状であることが関係しています。

チョークで書いた跡がきれいに消えない場合には・・・

チョーク用の黒板は表面に専用の塗装がされており、品質の悪い硬い(かたい)チョークを使うと塗装にキズが付いてしまい、その部分だけ跡が残ってしまう場合があります。上記の説明にもあるように、炭酸カルシウム製のチョーク(ダストレスチョーク含む)は固めで、それに比べ石膏カルシウム製チョークは柔らかめです。

消し跡が気になる場合には、石膏カルシウム製のチョークがおすすめです。商品のパッケージにある素材表記は「焼きせっこう」となっている場合が多いようなので、ホームセンター等でお買い求めの際にはご確認ください。

チョークの色 ~ 見やすい色、見にくい色 ~

白、赤、青、黄、緑、紫、茶、橙、蛍光チョーク(各色)が販売されています。

色覚にハンディキャップがある方への対応

日本人の場合は、男性で20人に1人、女性で500人に1人に色覚異常が発生するといわれています。ほとんどの方が先天的なもので、その大部分が「先天赤緑色覚異常」であるとされています。
出典 wikipedia

黒板にチョークで文字を書く際に、白や黄色は明度が高くほとんど問題になりませんが、明度の低い赤・青・緑色などは、ハンディのある方には見にくく、特に赤色のチョークは黒板と明度が近くほとんど認識出来ない事があります。暗い部屋の場合はより顕著に見にくくなるようです。※ハンディキャップの有無にかかわらず、黄色は遠くから見ると白色と判別できない場合もあります。

赤色といってもピンク系・朱色系の認識しやすいチョークもありますし、蛍光のチョークは比較的明度が高くハンディのある方には多少優しいのかもしれません。
学校の授業や、不特定多数の方を対象に板書きする場合には、強調したい部分を赤色で書くのではなく、アンダーラインを引いたり、囲ったりするという心遣いも必要です。

チョークアート

店頭のメニューボードや看板、路上のパフォーマンス、絵画としてなど、チョークを使ったカラフルなチョークアートの場合には、上記のようなチョーク(スクールチョーク)では、カラーバリエーションが少なく耐久性が低い事から、オイルパステルという画材を利用します。ボードも専用の塗料を塗った物を利用し、完成後はスプレーでコーティングをします。

チョークアート用の専用画材は専門店などで購入する事になりますが、文具店などで販売されている物の中にも類似した商品があります。

クレヨン顔料を固形ワックスで練り固めたもの(日本では書きやすいように液体油なども混ぜられているためオイルパステルに近い)
パステル顔料を結合材で固めたもの
クレパスオイルパステルの事 “クレパス”はサクラクレパスが研究開発して発売したものです。

通常これらの画材を、普通の黒板にチョーク代わりに利用してはいけません。

 

 

 

 

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