飛沫感染防止対策用品

飛沫感染とは?
飛沫感染は、3つある感染経路のひとつです。
ウイルスなどの病原体は、口や鼻・目の結膜からからだの中へ侵入します。感染経路は症状によりさまざまですが、主に「飛沫感染」「空気感染」「接触感染」の3つがあります。
●飛沫感染について
くしゃみや会話をするときに口から出た小さな しぶきのことを「飛沫」と言います。
ウイルス感染者の咳や会話でとんだ飛沫が、気道や目の粘膜から侵入し、感染および拡散されていきます。
●空気感染について
くしゃみや会話をするときに口から出た小さな しぶきのことを「飛沫」と言います。この飛沫が蒸発し、さらに微粒子となり空気中を漂いますが、この中にウイルスなどの病原体が含まれていると、吸入したときに気道の粘膜から侵入し感染します。
●接触感染について
感染者から排出された唾液や排泄物などを触れることで感染します。間接的に触れた場合(咳やくしゃみをおさえた手で触ったドアノブに触れるなど)も感染し、また、医療関連感染の中でもっとも頻度が高いとされている感染経路です。
感染するとどんな症状が出るの?
●飛沫感染の主な症状は、新型コロナウイルス、インフルエンザ、おたふくかぜ、風邪などが挙げられます(※「飛沫感染」と「接触感染」の2つの感染経路とも考えられています)。
●空気感染の主な症状は、麻疹、結核菌、水ぼうそうなどが挙げられます。
●接触感染の主な症状は、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎、疥癬(かいせん)、薬剤耐性菌MRSAなどが挙げられます。
感染の対策方法は?
●飛沫感染の対策は、小まめな手洗い、身体的な距離の確保(2メートル以上)、マスクの着用、手で顔を触れないこと、十分な換気などが大切です。
●空気感染の対策は、麻疹などはワクチンでの予防接種が可能です。また、小まめな手洗い、十分な換気などの標準予防策に加え、N95マスクの着用(医療従事者)、サージカルマスクの着用(患者)などにより人への伝播を予防することが大切です。
●接触感染の対策は、小まめな手洗い、消毒・除菌、感染者と接触する場合はゴーグルや使い捨てのマスクや手袋を着用するなどの標準予防策が必要です。
いかがでしたか?
感染経路や症状によって対策は異なりますが、外出時や帰宅時に手洗い・うがいを行ったり、必要に応じてマスクを着用したりするなど、簡単な方法からでも予防することができます。
コロナウイルスの流行に限らず、みんなが日頃から意識して取り組んでいけるように、手洗い場や施設の出入り口などに呼びかけの案内掲出があるとよいかもしれませんね。
手洗い、くしゃみ・咳のエチケットマナーの案内におすすめのステッカー
ショップの店頭案内に便利なマスク着用お願いのステッカー
参考サイト:厚生労働省
「感染対策の基礎知識」https://www.mhlw.go.jp/content/000501120.pdf